GACKTが生警告「自分のせいで大切な人を失う可能性…分かってんのか」

 歌手・GACKTが9日にフジテレビ系で生放送された「直撃!シンソウ坂上」に生活の拠点であるマレーシア・クアラルンプールから生出演。新型コロナウイルスに対する日本の対応について、あえて厳しい言葉で警鐘を鳴らした。

 MCの坂上忍から、今の日本の状況について聞かれ、「言葉を選ばずに言っていいのであれば」と断った上で、「狂ってますよ。危機感が足りない」といつもと変わらぬ冷静な口調で語ったGACKT。

 世界から見れば、危機感が圧倒的に足りない状況に「医療崩壊したら、みんな助からないよ。死に対する危機感(の問題)だと思うんです」と国民の危機感のなさを重ねて指摘した。

 マレーシアでは、「月に日本円で10万円いかない労働者だけ」が休業補償の対象となり、その補償額も「月に1万5000円程度」と説明した上で、「でもそれ以上に、命に対する危機感を感じてる。補償なんてのは、実際の水準からしたら全く足りないんです。でも、補償があるから(外出自粛して)家の中にいる、って状況じゃないんですよ。みんな命を失いたくない、っていう危機感なんです。それを、今の日本の人達に分かってもらいたいんです」と言葉をじっくりと選びながら、訴えた。

 「医療崩壊した段階で、どんどん大切な人たちがいなくなるぞ、それ、本当に実感してますか?」「何が怖いって、自分のせいで、自分の大切な人を失う可能性が大きい、ってことなんですよ。自分だけじゃない、それを分かってんのか」と力を込めた。

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