橋下徹氏 緊急事態宣言を出さない安倍政権を批判「全国的な蔓延になったら遅い」

 元大阪府知事、元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が5日、フジテレビの報道番組「日曜報道 THE PRIME」(日曜、前7・30)にレギュラーとして初登場した。

 小池百合子東京都知事と吉村洋文大阪府知事が求めているものの安倍政権は慎重になっている、新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言について意見を求められた橋下氏は「国会の議論を聞いてますとね、特に安倍政権、政府の方が、全国的な蔓延にまだ至っていないようなギリギリの状態だってことばっかり言うんですよね。でもね、全国的な蔓延になったら遅いんですよ。その全国的な蔓延を防ぐためには、大都市部の蔓延を防がなきゃいけないんです。それが東京と大阪ですよ」と指摘。

 「どうもね、そのまず法律の構造がおかしいのと、それから西村大臣(東京のスタジオに出演していた西村康稔新型コロナ法・経済再生担当相)はじめ安倍政権はですね、時に安倍政権はその法律の解釈に関してはウルトラC的な解釈を今までさんざんやってきてるのに、なんでこの特措法の解釈のところだけね、厳密に厳密に解釈してるのか分かりません」と皮肉った。

 その上で「特に、特措法が適用されると知事が権限を持って知事が色んな措置を執るんですよ。政府じゃないんですよ。その知事がですよ、大阪を預かってる、東京を預かってる知事が、宣言を出してほしいと言ってるのにも関わらず政府が待ったをかけているというのは、僕は全く分かりません」と、安倍政権を批判した。

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