橋下徹氏 政界引退後初レギュラー報道番組 大阪から中継出演でコロナ討論

 元大阪市長で弁護士の橋下徹氏がフジテレビ系報道番組「日曜報道 THE PRIME」(日曜、前7・30)に5日からレギュラーコメンテーターとして出演することが4日、同局から発表された。2015年に大阪市長を退任し政界を引退後、橋下氏が報道番組にレギュラー出演するのは初めて。

 政界引退後も何かと話題を提供してきた橋下氏。3月24日には自身のツイッターで37・3度の熱とたんが絡む違和感があることを明かし、「しばらく自宅にて様子を見たいと思います」と投稿。仕事を控え療養していた。その後も状況をツイッターで発信し、4日後の同28日には、平熱に戻り喉の痛みもなくなったと回復を報告。ただし、5日は体調を考慮し東京のスタジオではなく大阪から中継で出演する。

 橋下氏は「理想論的な批判や客観的な分析をすることは簡単である。しかしそれだと政治も世の中も前に進まない。大阪という大都市において行政権を実際に行使した経験と政治家として権力闘争に明け暮れた経験を基に、単なる批判や分析で終わらせず、政治や世の中を前に進めるための問題点の指摘、問題提起をしながら、その課題解決策を追求し、日本が歩むべき一定の道筋を視聴者の皆様と考える番組にしたい」とコメントを寄せた。

 5日のテーマは「新型ウイルス感染拡大が招く医療崩壊と雇用危機」。スタジオゲストに新型ウイルス担当相も兼ねる西村経済再生担当相や、佐藤正久前外務副大臣らを招き、日本の暮らしは今後どうなるのか、徹底議論する。

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