音楽プロデューサー・つんく♂（５１）が４日、プロデュースを手掛けた母校・近畿大学の「サイバー入学式２０２０」に出席した。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、新入生の出席は取りやめとなり、ネットで生中継。終盤に登壇したつんくによる祝辞が、代弁され、「皆さんに会えるのを楽しみにしてましたが、オンライン入学式となりました。これはこれで唯一無二。世界にひとつしかないこの瞬間の入学式を、心に大切にしまってください」と前向きなメッセージを、画面越しに送った。

　１９９１年に近大商経学部（現・経営学部）を卒業したつんくは、２０１４年から入学式プロデュースを担当。１５年の式で、声帯の摘出手術を受けて声を失ったことを告白したが、「皆さんと会話ができているのは、文明の力ってやつです。日々進化する文明や技術が、未来に安心を与えてくれるはず。これを機に、日本も世界も変わっていくでしょう。この経験はきっとバネになるはずです」とコロナ禍の現状に沿った思いを伝えた。

　お笑いコンビ・霜降り明星も、せいや（２７）が近大卒業生とあって出席。校歌斉唱に参加し、せいやは「サイバー入学式は近大らしく攻めていて、大成功じゃないですか」と誇らしげだった。