淡路島の巨大観音像 や~っと解体へ 老朽化進み危険高まる
財務省近畿財務局は2日までに兵庫県の淡路島にある高さ約100メートルの「世界平和大観音像(通称)」を解体し、撤去すると発表した。所有者不在で国の所有となっていたが、老朽化が進み危険性が指摘されていた。今後入札で解体業者を決め、2022年度中に撤去を終える計画。費用は未定としている。
近畿財務局によると、観音像はコンクリート製で1982年、兵庫県淡路市の海を臨む高台に建てられた。観光スポットとして知られたが、所有者死亡で06年以降は閉鎖。相続する人がいないことから3月30日付で国の所有となった。近年は一部の壁が落下し、不法侵入の恐れもあることから周辺住民からは不安の声が上がっていた。