志村さん “聖地”のうどん店もショック隠せず「志村どうぶつ園」ロケ地
29日に亡くなった志村けんさん(享年70)が日本テレビ系「天才!志村どうぶつ園」のロケで訪れ、ファンの“聖地”となっている東村山の手打ちうどん店「こせがわ」の岩崎和江さん(76)は、早すぎる訃報に「動けなくなりました。入院されているとは聞いていたんですが、考えもしていなかったので…」とショックを隠せなかった。
2010年にうどん好きな犬のロケで志村さんが訪問。収録後に名物の「肉汁うどん(糧つき)」を完食していった。静かに麺をすする様子が印象に残っているという。放送後には「志村さんが食べていたうどんをお願いします」と注文が入るなど、ファンの“詣で”でにぎわっている。
1999年に開店した太麺もちもちの武蔵野うどん店で、普段は志村さんの兄・知之さんが来店。2019年には「志村どうぶつ園」のスタッフが、番組の名物チンパンジーだったパン君に食べさせたいと購入していったこともあるという。
店内には志村さんのサイン色紙2枚が飾られ、スタンプのバカ殿様がいつもの笑顔を浮かべている。岩崎さんは「昨日も一日、力が出ない感じでした。東村山の宝でしたので…」と喪失感の大きさを口にした。