急死の志村さん 初主演映画、初朝ドラ…大仕事詰まっていたのに

 タレント・志村けんさんが29日午後11時10分、新型コロナウイルスによる肺炎のため、都内の病院で亡くなった。

 志村けんさんには、俳優としての大仕事が控えていた。

 巨匠・山田洋次監督(88)による初主演映画「キネマの神様」は4月クランクイン予定。30日にスタートしたNHK連続テレビ小説「エール」では朝ドラ初出演を果たした。

 しかし、映画は26日に辞退を発表。いつか山田組に参加することを願っていたがかなわなかった。山田監督は「言葉を失うほどの衝撃です。志村けんさんは日本の喜劇の世界の宝でした。彼の早死が口惜しく、残念で残念で仕方ありません」と悔しがった。

 「エール」には大作曲家・山田耕筰がモデルの小山田耕三役で出演。昨年12月から撮影に臨み、直近では今月6日に収録、次回は4月10日の予定だった。

 NHKは30日、撮影分は予定通り放送することを明らかにした。志村さんは5月1日放送の第25話から登場。関係者は出演期間について明言を避け、代役を立てるかどうかなどについて「今後の対応については検討しています」とした。

 また、故郷・東村山市では東京五輪・パラリンピックの聖火ランナーを務める予定だった。渡部尚市長は「聖火リレーのランナーをお願いしていただけに残念でなりません」と惜しんだ。

 8月には志村けん一座の舞台「志村魂」を東名阪で、「志村けん笑」を静岡・沼津と山形で上演予定だった。

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