それでも外出…西で東で行列店も 都知事要請に「説得力ない」

 東京都の小池百合子知事(67)が25日の会見で、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で週末の不要不急の外出を自粛するよう要請したことを受け、28日の都内では大幅に人出が減少。「普段の半分ぐらい」という状況だった。花見の名所である上野公園では、宴会客の姿はなし。原宿・竹下通りも、週末とは思えない閑散とした様子だった。一方で、自粛要請に応じず外出する人の姿も散見され、小池知事の要請を「説得力がない」と批判する声も上がった。

 百貨店などが並ぶ東京・銀座は、普段よりは少ないながらも人影は見られた。通院で外出しなくてはならなかったという若い男女2人組は「病院だけのつもりだったけど、ご飯も食べに行きました」と告白。都知事の要請については「説得力もないし、根拠も微妙」と厳しく指摘した。

 都内のスーパーの多くは臨時休業にはならず。練馬区の「生鮮市場アキダイ」では、開店前に30人が列を作った。カップ麺、レトルト食品、大根、にんじん、タマネギなどが、通常の倍は売れているという。秋葉弘道社長(51)は「無理に買い込むため、お客さんが殺到するのは不本意ですし、慌てず安心してお買い物をしていただければ」と訴えた。

 大阪府の吉村洋文知事(44)も28、29日の2日間、府民に不要不急の外出を控えるよう要請したが、都内のような自粛ムードは感じられず。心斎橋筋商店街では、人気のチーズケーキ店に行列が発生し、大阪・梅田のガード下にある居酒屋も盛況だった。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス