ボブ・ディラン コロナ拡大で4月来日中止 招聘元「新たな公演の実現に向けて調整中」
ノーベル文学賞受賞者の米シンガー・ソングライター、ボブ・ディラン(78)の、4月の日本ツアーが中止されることが13日、招聘元であるウドー音楽事務所の公式サイトで発表された。新型コロナウイルスの感染拡大を受けての措置で、ディランの公式サイトからも既に日本ツアーの日程は削除されている。
ウドーは「公演中止のお知らせ」と題した書面で「新型コロナウイルス感染症拡大の状況、及び政府によるコンサート・イベントの自粛要請を受けて、お客様の健康と安全を守るためにはやむを得ないと判断し、誠に残念ではありますが」と、中止を発表。
「新たなスケジュールでの来日公演の実現に向けてアーティスト側と調整中」と明かしつつも、「現時点では日程の調整に時間がかかることが予想されるため、チケットはすべて払い戻しとさせていただきます」とした。
ディランは2016年にノーベル文学賞を受賞。18年のフジロックフェスティバルで受賞後初の来日公演を行っているが、日本ツアーは今回が受賞後初となるはずで、4月1日のZepp DiverCityから24日のNHKホールまで、15公演が予定されていた。
19年10月の米ツアーからはバンド編成やディランの使用楽器に変化が見られていただけに、4年ぶりの日本ツアーへのファンの期待は大きかった。