真帆志ぶきさん死去 元宝塚雪組トップスター 87歳

 宝塚歌劇団で人気を集めた元雪組トップスターの真帆志ぶき(まほ・しぶき、本名名和富美子=なわ・ふみこ)さんが9日午前9時、肺炎のため東京都内の自宅で死去した。87歳。川崎市出身。葬儀・告別式は14日午前10時から東京都品川区西五反田5の32の20、桐ケ谷斎場で。喪主は妹富岡久仁子(とみおか・くにこ)さん。

 1952年に宝塚歌劇団に入団。62年に雪組トップスターとなった。娘役の加茂(かも)さくらさんとは名コンビで知られた。70年から専科に移り、71年に星組公演で主演したショー「ノバ・ボサ・ノバ」は後に再演を重ねる人気作に。75年に退団するまで、歌劇団屈指の実力派として活躍した。

 2014年、宝塚歌劇の発展に貢献したスターやスタッフをたたえる「宝塚歌劇の殿堂」に選出された。

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