中居劇場だべ 異例尽くし爆笑会見1時間50分…ジャニーさん遺骨も初披露

 タレントの中居正広(47)が21日、都内でジャニーズ事務所からの退所を報告する記者会見を行った。1時間50分の間、主役の中居が仕切って、語り、質問に答える、異例尽くめの爆笑会見。今後の安泰ぶりを印象付ける一流のエンターテイナーぶりだった。

  ◇  ◇

 開始の約30分前に報道陣が会場入りすると、すでにマイクを持った中居がおり「どうも~」とあいさつ。前代未聞の幕開けで報道陣に先制パンチを食らわせ、リポーターたちには「どうやって始めたらいいんですか?」などと逆質問。リクエストに応じ、1回会場を出てから神妙な顔で再登場するなど、会見前から中居劇場は始まっていた。

 型にはまりきった「会見」を覆し、すべてが自己流。「いつも思ってたんですよ。記者会見って人が集まってて、そこに出て行って(カメラのフラッシュが)バシャバシャってなるじゃないですか。お呼びしたのに何で最後に出てくるんですか?暗黙の了解なんですか?」。疑問はすべて口にし、質問した記者のマイクの持ち方がロック歌手みたいだったことにまでツッコミを入れた。

 進行はすべて自身が行い、まるでバラエティー番組のように笑いが絶えない。ジャニーさんへの思い出を聞かれると、遺骨を入れた小瓶を取り出し「力をくれると思ったんですけどね。これまでの会見を見ると、まだ力不足な気がします」とニヤリ。初披露の“宝物”だけでなく、カメラのフラッシュが急増することまで想定した「フラッシュの点滅にご注意ください」と書かれた直筆のパネルまで持ち出す用意周到ぶりだった。

 元SMAPメンバーと同じ名前の記者が質問をしたら、目をつぶって「NGです」。直撃を受けたことのある週刊誌の記者には「いつもしつこいよ!!」とクレームを入れた。200人の報道陣を前にしたワンマンショーを演じきった。

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