新型コロナウイルス初の院内感染 和歌山で3人の感染確認

 新型コロナウイルスによる肺炎(COVID19)が拡大している問題で、和歌山県は15日、同県湯浅町の済生会有田病院の関係者で新たに3人の感染が確認されたと発表した。3人には入院患者も含まれており、仁坂吉伸知事は記者会見で「院内でうつったと考えられる」と述べた。院内感染が明らかになるのは国内初。加藤勝信厚生労働相は会見で、感染経路が明らかでない国内感染者が複数報告されていることについて「これまでとは状況が異なる」との見解を示した。

 このほか厚労省はクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で新たに67人の感染が確認されたと発表した。うち38人が無症状。クルーズ船の感染者は計285人となった。東京都でも新たに8人の感染者が確認され、国内感染者は337人となった。

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