宝塚星組新トップ礼真琴 本拠地お披露目 ハイタッチは感染予防でなし

 宝塚歌劇団星組新トップスター礼真琴(れい・まこと)が7日、兵庫・宝塚大劇場で「眩耀の谷~舞い降りた新星~/Ray-星の光線-」の初日を迎え、本拠地お披露目を果たした。新トップ娘役・舞空瞳(まいそら・ひとみ)と共に、大きな拍手で迎えられた。

 芝居の「眩耀の谷」はOGの謝珠栄氏が脚本・演出・振付を手がけた。紀元前の周王朝で、大志を抱く青年が現実と向き合い、葛藤する物語で、礼は心のひだを丁寧に演じた。舞空も超絶技巧のダンスを披露し、ヒロインの心情を舞で表していた。また、ショー「Ray」では息の合ったダンスと歌で、首席入団コンビらしい実力を見せていた。

 礼がショーの最後にトップの証である大きな羽根を背負って大階段を降りてくると、ファンから一際大きな拍手が送られた。稽古中から「3時間の芝居とショーの最後に羽根を背負う意味は…何を感じるか、とにかく無事に降りたい」と語っていたが、感慨深そうに劇場を見渡していた。

 専科から星組に組替えになった愛月(あいづき)ひかるも今公演から出演。舞台映えする容姿と押し出しの良い芝居で、舞台を締めていた。また今公演で専科の華形(はながた)ひかるが退団。芝居では周の大王を演じ、ショーでもサヨナラを意識した歌を披露し、客席からは温かい拍手が送られていた。

 なおショーでは出演者が舞台から客席通路に降りる演出があり、通常ならハイタッチなど観客との交流が図られる。だが今回はインフルエンザの流行や新型コロナウイルスの発生を踏まえ、出演者と観客双方の感染予防の観点から、ハイタッチや握手は控えられた。

 3月9日まで。東京公演は3月27日~5月3日。

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