NHK新会長 就任決まり予習 会見の机には“マル秘ノート”「メモしました」

 NHKの前田晃伸新会長が27日、東京・渋谷区の同局で就任会見を行った。

 前田新会長は、最近のNHKの番組で気になったものは、と問われると、「いろんな番組を見てメモしました」と、自らのテーブルの上に置いた“マル秘ノート”のページをガサゴソ。昨年12月に新会長就任が決まって以来、“予習”に励んだことを明かし、「まず、私はまず目覚ましがわりにラジオを聴いていて、毎日、『ラジオ深夜便』を聴いていますし、『SWITCHインタビュー』、『地球ドラマチック』、『プロフェッショナル 仕事の流儀』とか…。なかなか良かったと思います。『猫のしっぽ カエルの手』も好きで見ています」などと、様々な番組を見ていることを明かした。

 昨年末の紅白歌合戦も見たといい、「今回は気合入れて最初から最後まで見ました。幅広い視聴者の方がいますので、私だけでなく若い人も観るので、全世代の人が見て楽しいなという番組にして頂きたいなと思います」と局を代表する国民的番組について希望を述べた。

 昨年大みそかの紅白が史上最低視聴率となってしまったことについては、「私は視聴率をあまり気にしないと(昨年12月の会見で)言ってしまったので…。(視聴率を)上げろと言ったら矛盾する。いい番組をつくったら視聴率上がる、いい番組でなかったら視聴率は下がる。そういうことだと思います」と話した。

 前田氏は、みずほフィナンシャルグループ名誉顧問を経て、新会長に就任。東京大学卒業後、富士銀行に入行し、みずほFG社長などを歴任した。

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