NHK 情報配信サイトを提訴…京アニ事件に関連し「事実無根の書き込み」

 NHKは24日、京都アニメーション放火事件に関連し、事実無根の書き込みなどを行ったとして、情報配信サイト「LH MAGAZINE」編集長に対し、損害賠償700万円、および謝罪広告の掲載を求める民事訴訟を東京地裁に提起したと発表した。

 虚偽の画像に使われたのは、昨年7月19日放送の「ニュースほっと関西」。実際のニュースでは、画面に映っていた私服警察官が、犯人の遺留品のガソリンの携行缶入りと見られる段ボール箱を回収している映像が映し出されたが、ネット上で、私服警官の顔を黒く塗りつぶし「警察より早く事件の犯人の遺留品を回収するNHK取材クルー」などと虚偽のキャプションをつけられた画像を「LH-」が拡散した。

 この日、NHK首都圏放送センターの中嶋太一センター長が報道陣に対応し、訴訟に至る経緯を説明。昨年7月18日に起きた京都アニメーション放火事件に関し、インターネット上でNHKが放火に関与し、証拠を隠滅したかのような事実無根の書き込みや、NHKのニュース映像を故意に加工した虚偽の画像を拡散し、名誉を著しく傷つけたと説明。「LH-」の運営者に対し、損害賠償と謝罪を文書で求めたが、損害賠償に応じる回答はなく、真摯な謝罪も行われなかったため、損害賠償と謝罪広告を求める民事訴訟を東京地方裁判所に提起したという。

 また、「悪質な虚偽の情報発信に対しては法的措置も含め、毅然とした対応をしてまいります」とコメントしている。

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