俳優の坂上忍が２２日、フジテレビ系「バイキング」で、過去に出演したクイズ番組で優勝賞品をもらえていないことがあったと告白した。

　番組では優勝賞品の高級外車が１年たっても優勝者に渡されていないことで現在騒動となっているＴＯＫＹＯ　ＭＸのバラエティ番組について議論。優勝賞品だけではなく、出演したホストから店の宣伝として１５０万円を支払わせたことや、ＭＣの山本圭壱らにもギャラが支払われていないことなども明るみになり、ＴＯＫＹＯ　ＭＸは２１日に公式サイトで「放送責任は当社にある」などとのコメントを発表している。

　優勝者に高級外車がいまだに手渡されていないことに、坂上は「これに関しては、昔あったでしょ？（賞品を）くれないパターン、普通にあった」とコメント。「クイズ番組で世界一周当たってるのに、何もくれない。民放のこういったところです。あったよね？」と他の出演者にも同意を求め「なんとなく、こっちも弱い立場だから、くれるんじゃ…ないの…かな…と。でもこっちからは言いづらいし」と言えないままでいるという。

　これに松嶋尚美は「全部貰った。自分から言う」と、番組の賞品は全てもらっているといい、自分から必ず訴えるとした。

　坂上は「（自分は）言えなかった…。賞金の時もあって、金額決まってた。いざ収録、始まる前に（スタッフが）『こういう値段になってますが、実際は３割引』（と言われた）」と他にも公表されているものとは違ったことがあったと言い、他の出演者は「うそ！」と驚きの声。

　「やる前に戦意そがれちゃって。テレビってそんなもんなの？って…」と振り返り「昔はそういうのあったけど、今は考えられない。しかも素人さんからお金ももらって…」とＴＯＫＹＯ　ＭＸの番組についてはそのずさんさにあきれていた。