坂上忍 疑惑議員の決まり文句「捜査に支障が」に立腹「そんなことあるわけない」

 俳優の坂上忍が21日、司会を務めるフジテレビ系の生番組「バイキング」で、疑惑議員がダンマリを決め込む際の決まり文句「捜査に支障を来す」を厳しく批判した。

 通常国会が召集された前日20日、夫婦そろって公選法違反疑惑の渦中にある河井克行前法相は「捜査が行われてる最中でありますので、捜査に支障を来してはならないと考えますので、控えさせていただきます」、妻の河井案里参院議員は「いま捜査の段階です。今回、刑事事件になりましたので、捜査に影響が及ぼされない、ということが一番でございます」と、共に捜査中を理由にコメントを避けた。

 坂上は「捜査中だから、細かいこと、詳細なこと言えないんだって、そんなことあるわけないじゃん!」、「支障を起こしたのはおめえだろ!って話」と、疑惑議員の決まり文句に立腹。

 元衆院議員の横粂勝仁弁護士は「捜査に支障っていうのは常套句ですが、方便にすぎない。捜査側は何を話してもらっても困りませんので。起こすのは、弁護側が支障を起こすんです。何か今ペラペラしゃべると、将来矛盾するかもしれないから話さないでください。捜査に支障じゃなくて弁護に支障が全てです。一区切り付いたら話すというのも方便でして、二審三審と続けば数年先。仮に政治家でなくなっていれば、もう説明責任ありません。ウヤムヤになる。その可能性が高いと思います」と、政治、法律の専門家の目で、永田町の“用語解説”していた。

 20日には、公選法違反疑惑の渦中にある菅原一秀前経産相、IR汚職疑惑の渦中にある白須賀貴樹衆院議員も、捜査中を理由にコメントを避けている。

 金子恵美元衆院議員は「こういうマニュアル回答みたいなことが、むしろ疑惑を深めるっていう、政治家としては致命的だっていうことに、ということに、そろそろ気付いた方がいいと思います」と、疑惑議員たちに警告していた。

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