サンド富澤 前半に90点代後半つけにくい…M-1審査、「順番は大事でそれも運」

 サンドウィッチマン富澤たけしが24日、ブログを更新し、若手漫才日本一を決める「M-1 2019」の審査員を務めたことを振り返り、前半と後半での点数の付け方の難しさを記した。

 富澤は「まだまだそんな立場じゃないので心苦しいですが、今年もM-1グランプリの審査員をさせて頂きました」と書きだした。「ご覧になったように敗者復活メンバー含め、年々漫才のレベルが上がっていてきています。平成から『ツッコミの進化』が止まることなく、ついに令和ではぺこぱがつっこまない、『受け入れ』というところにまで昇華させました」とツッコミの形態が大きく変わったことを指摘した。

 かまいたちについては「訂正であるツッコミに負けない開き直りのボケでツッコミを不安にさせ」と分析、和牛については「前後の奥行きも上手く使い、途中からツッコミもおかしくなる」と分析。「違いを出す為の試行錯誤が新しい漫才を生み出していく」と漫才の進化があることを記した。

 チャンピオンとなったミルクボーイについては、「関西弁の省略された言葉のリズムだからこそなせるテンポある漫才で優勝を勝ち取った」との見解を示した。ファイナルに残った3組について「本当に決勝3組にほとんど差はなく、どこが優勝してもおかしくなかった」と記した。

 審査について富澤は「本番でも言いましたが、自分のやり方だと前半は90点代後半はつけにくい。もし1番手に98点を付けてたらその後に9組控えていて、それ以上面白いコンビが何組も来たら99点、100点しか付けられない。どうしても前半は抑え気味になるのは何回か審査員をやってみてできた自分なりのやり方です」と試行錯誤の結果であるとした。富澤は続けて「だから順番は大事だし、それも運です」と、つづった。

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