クドカン「いだてん」最終回登場の経緯語る 「目が泳いで不本意な芝居に…」

 脚本家の宮藤官九郎が16日、TBSラジオ「ACTION」で、15日に最終回を迎えたNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」に自身が出演した裏話を語った。宮藤は最終回で、タクシー運転手として登場した。

 番組では冒頭、「いだてん」を見ていたファンからのメールを紹介。その中には宮藤がタクシー運転手として突如登場し「吹き出した」という視聴者のメッセージもあった。

 いだてんのタクシー運転手役は東京03の角田晃広が演じていたことから、宮藤は「03のどちらか。豊本さんか、あと誰でしたっけ、ど忘れした。あ、飯塚さん。どっちかかと。でもどっちかだけも悪いかなと…」と考えていたという。

 その思いは番組関係者には伝えなかったというが、やはり脚本家の三谷幸喜氏が市川崑役で出演が決まるなどしたことから、宮藤自身も「ちょっとやってもいいかな~」と考えが変わってきたという。「事務所がOKならと、冗談っぽく(番組関係者に)返した」ところ、正式にオファーが来たという。

 すると事務所社長が「書いている人がサプライズ的に出たりするとはしゃいでいるみたいになるじゃないですか。それも違うかなと。かっこわるいことになるから断ろうと思う」と言い出したため、宮藤は急に惜しくなり「それを聞いたら、なんで出ちゃだめなの?と。皆川君とかみんなうちの役者でてるのに、なんで『いだてん』に俺が出ちゃいけないんだと、急に意地になって出た」と説明した。

 結局、社長と直談判し、出演を懇願。願いがかなったが、「後ろに(ビート)たけしさん、小泉(今日子)さんいて、車もすぐにエンスト。ヨーイ、ハイでガンガンガン。目が泳いで不本意な芝居になってしまった。これから自分の芝居出るときは気をつけようと…」と語り、笑わせていた。

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