宮川大助・花子 血液のがん公表でみせた夫婦愛とがん患者へのメッセージ

病状を説明する宮川花子(左)と宮川大助=大阪市内
車いすで会見に登場した宮川花子(手前)と宮川大助=大阪市内
車いすで会見に登場した宮川花子(手前)と宮川大助=大阪市内
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 漫才コンビ、宮川大助・花子が11日、大阪市内で会見を開き、6月25日から体調不良で休業していた宮川花子(65)が血液のがんの一種である「症候性多発性骨髄腫」で入院、化学療法を受けていたことを明らかにした。下半身を動かすことが不自由なため現在リハビリ中で、仕事復帰のめどは立っていない。

 車いすで出席した花子は「半年ぶりに病院の外へ出ました。しゃべるほうは大丈夫ですが退院、復帰のめどは立ってませんが、ある程度、回復のめどが立ったので会見することにしました」と説明した。「私は平成になった年に胃がんをやりまして、今度は平成から令和になった時にまたがんで入院。手術、放射線治療、化学療法の3つをやり、同じ病気に苦しむ人にも、1日でも命を大切に延ばしてもらいたいと思っています」と、がんと闘うすべての人々に呼びかけた。

 懸命の看病を続けた夫で相方の宮川大助(70)は「僕らは夫婦でよく病気をしているんですが、神様には病気は全部僕に持ってきてくださいと言っていたのにそうならなかった。伴侶なのでいつまでも元気でいてほしい。好きで一緒になったんですが、今回の病気でより好きになりました」と涙ぐみ「同じ病気の人も、治るチャンスがあるので僕たちがメッセージを発したい」と、数々の病気と闘いながらも夫婦漫才を続けてきた2人の気持ちを表した。花子は「ちゃんとした舞台をやりたい。今度も絶対くじけずやりたい。今日ここへ来たことが第一段階です」と復帰に向けての決意を示した。

 花子は1988年に胃がんを患ったが復帰している。大助は07年に脳出血を患った。17年3月に腰部脊柱管狭窄(きょうさく)症で手術。その後、感染症とグラム陽性菌敗血症で入院した。同年に夫婦で紫綬褒章を受章した。

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