志らく、近藤サト、八代弁護士…セブン-イレブンの残業代未払いにナマ苦言続出
フランチャイズ加盟店の従業員に長期間、残業代の未払いが発生していたことが発覚したセブン-イレブン・ジャパンに対し11日、TBS系の生番組「ひるおび!」で苦言が続出した。
未払いは創業間もない1970年代から続いており、2001年に労働基準監督署から指摘を受けた際に公表や追加支払いをしていなかった。データの残っている12年3月から今年11月までで、対象は8129店舗の従業員3万405人に及び、1人当たりの未払いは最大280万円。総額は4億9千万円に上るとみられる。原因はセブン-イレブンジャパン本部が提供している賃金計算プログラムのミスという。
落語家の立川志らくは「ちょっとまともな会社にしてはお粗末すぎますね」と嘆き、「会社の存続にだって響いてきますよ」と、今後への影響を危惧。
元フジテレビアナウンサーの近藤サト・日本大学特任教授は「2001年にそれが発覚して、ずっと今まで放置されていて、公表されなかった。そこには強力な主従関係ともいえるような何か体質があって、例えば隠蔽(いんぺい)とかそういったものが行われていたんじゃないかというふうに思うと、きちっと色んな人に説明をして、今後どうするかってのをしていかないと、変わらないと思いますね」と、企業体質の改善を説いた。
弁護士の八代英輝氏は「2001年ですよ。18年前から分かっていたことをずーっとこのままやってきて、しかも発覚した後も公表しない。ここまでろくでもない会社だとはホント思わなかったですね。この体質を改めていくっていうのは、容易なことじゃないと思いますよ」と、厳しい言葉を投げかけていた。
セブン-イレブンは今年、時短営業を巡る加盟店店主との対立、スマートフォン決済「7Pay」の不正アクセス問題とわずか3カ月での廃止、本部社員のおでん無断発注など、トラブルが続出している。