皇后さま依然として体調に波 56歳の誕生日
皇后さまは9日、56歳の誕生日を迎えられた。宮内庁を通じて発表した文書による感想では、令和になり、天皇陛下の即位関連行事などで国民から受けた祝福に「これからの歩みを進めていく上で、大きな支えになってくれる」と感謝を示し「陛下とご一緒に、国民の幸せに力を尽くしていくことができますよう努力してまいりたい」と決意をつづった。
適応障害による療養生活は、12月で16年になった。5月の代替わり以降は連日の即位関連儀式や度重なる地方公務を着実にこなされており、明るい表情も目立った。医師団は「依然として回復の途上にあり、体調には波がある。大きい行事の後や行事が続く場合、疲れがしばらく残ることもある。今年は、即位に伴う諸行事を中心に、特に強い責任感を持って務めに取り組んできたが、過剰な期待を持たれることは、今後の回復にとって逆効果となり得る」と公表した
この1年は5月からの即位関連行事に加え、トランプ米大統領夫妻を迎えた国賓行事や地方公務など多くの活動に臨んだ。皇后さまは、即位に伴う一連の儀式や行事を無事に終えたことに安堵(あんど)するとともに「国民の皆さまから、思いがけないほど本当に温かいお祝いをいただきました」と謝意を記した。