歌舞伎俳優の市川海老蔵が６日、ブログを更新し、４２歳の誕生日を報告。３日から始めた成田山新勝寺での参籠修行を無事に終え「人生で何番目かに思い出に残る誕生日の朝です」とすがすがしい思いをつづった。

　海老蔵は３日に更新したブログで「海老蔵襲名前にも私、大峰山に籠もりました。父も團十郎襲名前に成田山新勝寺に籠もりました。来年は私も市川團十郎白猿を襲名します。ですから逃げずに生まれ落ちた家の定めと運命と歴史を背負い込んでも、走り続けられるように」とつづり、團十郎襲名を翌年に控え、３日から成田山での修行に入ることを明かしていた。

　修行中にもブログを更新し「初日の半分ですが、大変である事の理解ができました」など、修行の過酷さをアップ。「結果として真言密教を数年かけて学ぶ事を一日で頭にいれる作業でした」と内容にも触れた。

　４日のブログでは、修行をしようと思ったきっかけについて、父の影響が大きかったと明かし「父が成田山に来て修行している姿や、何かに打ち込んでいる時の姿は私の記憶にもあり、その行動の根本は何か？正直今日までわからなかった。でも今わかります。そういうことか、、と団十郎襲名することをどうとらえていたか、、それを成田山新勝寺でのわずかな時間ですが私にもよくわかりました」とつづっている。

　５日のブログには「体中が痛いです」「本当にすごい修行でして、大峰山でも修行はこの上はないと思いましたが、今回は前回の成田山新勝寺での修行と大峰山を足したような修行です」と過酷さを再び訴えた。

　そんな修行が誕生日の６日に無事終了した。ブログには「人生で何番目かに思い出に残る誕生日の朝です」とつづられ「滞りなく終わりました」と「成満證」という修了証のような免状の写真をアップ。そこには「参籠修行を成満したことを證する」と記されている。「とても貴重な体験をさせていただきました。密教の密を学べた事、私にとってとても良い経験になりました」と感激をつづっていた。