樹木希林さん オリコン年間ベストセラーランキング1位獲得、4位にも

 樹木希林さんの「一切なりゆき 樹木希林のことば」(文藝春秋)
樹木希林さんの「樹木希林 120の遺言 死ぬときぐらい好きにさせてよ」(宝島社)
2枚

 オリコンは28日付で今年の本のベストセラーランキング「第12回オリコン年間“本”ランキング2019」を発表し、昨年9月に死去した女優・樹木希林さんの「一切なりゆき」(文藝春秋)が期間内推定売上部数123万6291部で1位、「樹木希林 120の遺言 死ぬときぐらい好きにさせてよ」(宝島社)が同44万3820部で4位だった。集計期間は昨年11月19日~今年11月17日。    

 昨年12月発売の「一切なりゆき」は、1985~2018年に発行された雑誌インタビューや対談記事から154の名言を厳選。分かりやすくてユーモアがあり、深い説得力を持つ言葉の数々が収録されている他、子供の頃の思い出、夫でロック歌手の故内田裕也さんとのエピソード、出演映画の裏話、一人娘の内田也哉子さんによる喪主代理あいさつなども掲載されている。

 担当編集の石橋俊澄氏は支持された理由を「樹木希林さんという存在が唯一無二だったからでしょうね。女優として存在感があったというだけではなく、彼女が人間として人間らしく生きたということでしょう。何よりも心に沁みるような言葉を沢山遺したからだと思います」、「中にある言葉に真実の響きがあったからこそなのでしょう」と分析した。

 年間コミックランキング単巻部門は、昨年12月に発売された尾田栄一郎氏の「ONE PIECE 91」が238万8243部で1位。同作は今年7月発売の「93」が2位、同3月発売の「92」が3位、同10月発売の「94」が4位で、1~4位を独占し、ランキング集計が始まった08年から12年連続で1位を獲得している。また、作品別部門では吾峠呼世晴氏の「鬼滅の刃」が初の1位(1205万7628部)を獲得している。

 写真集部門では乃木坂46・生田絵梨花の写真集「インターミッション」が29万771部で1位。坂道グループ関連作は7作がトップ10入りした。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス