安部首相「桜を見る会」夕食会の明細「ない」

 安倍晋三首相は18日、首相主催の「桜を見る会」前日に開かれた夕食会の費用を巡り、安倍事務所や後援会による補てんを重ねて否定した。費用の明細書に関し「事務所に確認したが、そうしたものはない」と述べた。夕食会費について「参加者が直接支払っている。事務所にも後援会にも入金はない」と語り、「(事務所は)領収書の発行を行っていない。ホテル側が発行し、事務所の者が渡している」と強調した。

 立憲民主党の安住淳国対委員長は「ホテルが後援会の前夜祭を主催するはずがないのだから、そんなことを信じる日本国民がいるのか」と述べ、「首相は明確な(政治資金収支報告書への)記載漏れという違反を犯している」と批判。

 共産党の志位和夫委員長も「招待者名簿も明細もないのに『やましいことはない』と言われて誰が信用できるのか」と批判した。

 安住氏は自民党の森山裕国対委員長と会談し、衆参両院予算委員会で首相が出席する集中審議を要求。森山氏は拒否した。

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