TBSやらせ2番組を打ち切り【「不適切演出」の内容】
TBSは21日、やらせ問題が発覚し、放送休止となっていた「クレイジージャーニー」と「消えた天才」について、放送を終了すると発表した。報道各社に向けた書面で、「番組の継続は困難と判断」と打ち切りを説明。公式サイトでも発表した。バナナマンがMCを務める「消えた天才」は9月5日に、ダウンタウン・松本人志がMCを務める「クレイジー」は9月11日に「不適切演出」を公表していた。以下は両番組のやらせ演出の内容。
【クレイジージャーニー】
今年8月14日放送分の「爬虫類ハンター」企画で、メキシコに生息する珍しい生物6種類が捕獲されたと紹介したが、うち4種類は事前に準備した生物を、あたかもその場で発見(捕獲)したかのように撮影。また17年2月~今年2月に放送された10回の「爬虫類ハンター」企画中6回、計11種類について、同様に撮影。
【消えた天才】
今年8月11日放送分で、リトルリーグの全国大会で活躍した当時12歳の少年の試合映像を早回しし、実際より球速が速く見えるよう加工。昨年1月3日放送分で卓球をする女性の映像を、同11月4日放送分でサッカーをする男性のドリブル突破を図る映像を、いずれも2割程度速く加工。