台風19号死者70人超 5千人超が避難
台風19号がもたらした大雨により、東日本の広範囲で甚大な被害が出ている。15日午後、新たな死者が判明し、共同通信の集計で73人が死亡した。国土交通省によると、決壊した堤防は52河川73カ所、土砂災害は計170件。被害の全容はなお見通せない。
北陸新幹線の長野-飯山間で冠水による信号装置への重大な被害も15日判明。JR東日本は全線再開まで少なくとも1~2週間かかるとした。
総務省消防庁によると、住宅の床上浸水が5785棟、床下浸水は4177棟。電力各社によると、約2万戸が停電中。厚生労働省のまとめでは、12都県の12万8千戸超で断水中。内閣府によると、15日午後2時半時点で5008人が避難生活を続けている。