テレ朝会長、報ステCPセクハラ 逆らえない風潮?「指摘する社員いた」膨大被害は否定

 テレビ朝日の定例会見が24日、東京・六本木の同局で行われた。看板ニュース番組「報道ステーション」のチーフプロデューサーが女性社員に対するセクハラで8月30日付で懲戒処分を受け、番組を外れた問題で、局幹部が説明を行った。

 早河洋会長・CEOは、被害者が「10人以上」と膨大だったとも報じられていることを問われると、詳細な数については明らかにせず「膨大というのは少し行き過ぎではないでしょうか」と述べた。

 看板番組である報ステのCPには、周囲が逆らえない、被害を告発できないような風土があるのかと聞かれると、「インタビュー(社内調査)の中では、そういう指摘をする社員もいました」と述べた。

 そのうえで「被害者側を特定して事情聴取する行為は非常に難しい。プライバシーもあり、デリケートな問題。我々が特定したものについては公表しました」と説明した。

 早河会長は、昨年に同局社員が財務次官によるセクハラ被害を受け、局としてすみやかに対応できなかった反省から、局内でコンプライアンス研修も行ったことを挙げ「にも関わらず、起こった。受け止められなかった人間がいたということです」と厳しい口調で述べた。

 自身が議長となって、ハラスメント対策を行うことを明らかにし「行為者には厳正処分が待ち受けているという認識も徹底させる」と述べた。一部で、早河会長が、このCPを重用していたとの報道があることには「人事は当該部局と人事部局の協議です。私が配置したというのは間違いです」と否定した。

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