門倉有希 乳がん治療中と公表 「できもの」と勘違い、塗り薬で半年…

 ヒット曲「ノラ」で知られ、1996年にNHK紅白歌合戦に出場したこともある歌手の門倉有希(45)が18日、乳がんであることを発表した。自身のブログで公表するとともに経緯を説明。本人の意向でがんのステージは明かされていない。

 所属レコード会社によると、胸部に異変を感じたのは2018年8月ごろ。当初は「普通の“デキモノ”」だと思い、市販の塗り薬で対応していたが、同年末には痛むまでになった。今年2月始めに貧血のため自宅で倒れ、緊急入院。同月5日に乳がんの告知を受けたという。

 福島県から実母が駆けつけ、介護を受けながら放射線治療を開始。ベッドの中で「私には歌の仕事しかない」と改めて自身の生き方を確認し、3月3日に予定されていた地元・福島県須賀川市のコンサートに出演すべく2月26日に退院。コンサートを成功させ、週1回の通院による抗がん剤治療を始めている。薬が体質に合うのか、検査の度に数値が改善しているという。

 3月15日には約4年ぶりとなる新曲「あなたがすべて~Only Love~」のレコーディングを行ったが、がんを公表していなかったため、作詞と作曲の両作家の立ち会いは断っていた。3月末にはジャケット撮影なども無事に終え、新曲を予定通り5月に発売。プロモーション活動はすべてカツラを着用して行ったという。

 プロモーションやコンサート中は、カツラがバレないかヒヤヒヤするなど病気を明かしていないことに心苦しさがあり「乳がんを告白し、前向きに活躍されている方もいるのに、隠しておくのは不誠実ではないか?」と公表を決意。現在も週1回の通院治療を続けながら、新たな新曲と11月に発売するカバーアルバムの準備を進めている。

 門倉はブログで「歌をうたいたい一心で治療を続けました。がんに負けている訳にはいきません」と力強く決意をつづった。一方で検査に行くのが遅れたことを反省し「異変に気づいたらすぐに病院へ…大切な夢や生きる目的を失くすことのないように…」と呼びかけている。

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