氣志團 「みんなに明日への活力になるよう」台風被害の千葉で音楽フェス
ロックバンド・氣志團が14日、千葉県の袖ケ浦海浜公園で音楽フェスティバル「氣志團万博」を開催した。
台風15号の影響で一部地域での停電、断水などが続いている中、音楽の力で県民にパワーを与えるべく踏み切った団長の綾小路翔(年齢非公表)は「怖かったよ。誰も来ないんじゃないかと思ったよ。でも、俺は音楽を信じてる」と心境を吐露。代表曲「One Night Carnival」などを披露し、大きな拍手を浴びた。
逆風の中で開催した。千葉県内では12日午後9時の時点で約28万戸の停電が続き、固定電話約3万1千回線が不通。約3万戸の断水が継続、公立学校約200校超が休校となる未曽有の状態となっている。開催への賛否がある中、団長は「俺らもいろいろ岐路がありました。われわれ、出演者一同、みんなに明日への活力になるよう、ぶれることなく、楽しむことをここに誓います。とことん楽しんでいってください。俺たちにしかできな方向があると思います」と開会宣言した。
開催前の12日には、SNSで「みんなの明日の活力になること。それだけ」と、前向きな思いで開催すると明かし「もちろん、それが千葉県民の総意だと思ってるわけじゃない。だからこそ、結果を生むことを約束します」と力強く誓っていた。