京アニ放火事件の遺族が会見「どうか、どうか忘れないで」
亡くなった石田敦志さん(31)の父基志さん(66)が27日、京都府警伏見署で記者会見し「これからを楽しみにしていたのに、志半ばだった。この悲しみと怒りは筆舌に尽くしがたい」、「私にとってはできすぎた息子だった。温厚で、人と争うことが嫌いな優しい子だった」と涙ながらに語った。
基志さんによると、敦志さんは09年春入社で、30以上の作品に携わった。アニメ業界に入るのが小さい頃からの夢だったという。基志さんは「石田敦志というアニメーターが確かにいたということを、どうか、どうか忘れないでください」と訴えた。