代役の右團次、海老蔵の休演決断「大事を取られた勇気に感服」
歌舞伎俳優の市川右團次が15日、ブログを更新し、急性咽頭炎で「七月大歌舞伎」を休演する市川海老蔵へ「大事を取られた勇気に感服致します」と、その決断に理解を示した。右團次は海老蔵の代役として、16日の昼の部の「素襖落」に出演する。
右團次は「海老蔵さんのご体調…」と題したブログを更新。海老蔵は今月の舞台では、昼には長男・勸玄君と共演し、夜は1人13役を演じるという大活躍。だが体調を崩し声が出なくなり、15日、16日と休演することが発表されている。
代役として昼の部に出演が決まった右團次は「あり得ない身体能力で勤めて来られましたが…。大事を取られた勇気に感服致します」と、海老蔵の断腸の思いに共感。「我々、役者にとって休演は苦渋の決断…」と、同じ役者だからこそ、海老蔵の決断を評価し「さぞや残念だと思いますが…どうか強靱な体力で回復されます事、心からお祈りするばかりです」と、一日も早い回復を祈っていた。