巡洋艦「摩耶」を発見 旧日本海軍・フィリピン沖で沈没
太平洋戦争末期の1944年10月、フィリピンのレイテ沖海戦で沈没した旧日本海軍の重巡洋艦「摩耶」とみられる船体の一部が1日までにフィリピン西部パラワン島沖の海底1850メートルで見つかった。
発見したのは、米IT大手マイクロソフト共同創業者の故ポール・アレン氏が設立した財団の調査チーム。無人探査機が撮影した映像や画像には、海底に横たわる船体や主砲などとみられる砲身が写っていた。機器に記された日本語の文字も確認できた。
資料などによると、摩耶は旧日本海軍が主力とした重巡洋艦の1隻。連合艦隊が事実上壊滅したレイテ沖海戦で、米海軍潜水艦の魚雷攻撃を受けて沈没し、乗員336人が死亡した。