「翔んで埼玉」大ヒットの理由を原作者・魔夜峰央氏が分析「この時代を笑っている」

 今年2月に公開され、興収30億円を大きく越える大ヒットとなった映画「翔んで埼玉」の原作者で漫画家の魔夜峰央氏(66)が18日、NHK総合の生番組「ごごナマ」に出演し、大ヒットの理由を分析した。

 原作は1983年に発表されたが、魔夜氏は「発表した当時、全く反響がなかったんですよ。良くも悪くも完全にスルーだったんです」と振り返る。しかし、4年前に復刊されるや口コミで人気が広がって62万部超のベストセラーとなり、映画化に至った。

 魔夜氏はヒットの理由を「後付け」と断りつつ、「あの当時は、これぐらいのことを描いても普通だったんじゃないか。目立たなかったんじゃないか。今-令和になりましたけども-平成の御代(みよ)というのは、どうも言いたいことも言えないような、モヤモヤした時代。そこにああいうふうにズバッと言っちゃう作品が出てきたので、認めてもらえたのかなと思っています」と分析。

 原作、映画とも埼玉を強烈にディスっていることが話題となったが、魔夜氏は「特に令和に関しては、埼玉を笑ってるんじゃなくて、この時代を笑っているんだと思っています」と指摘していた。

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