天皇陛下、窓から手を振られる…皇居前広場、無数の日の丸揺れる

即位後朝見の儀を終えて車で出発される天皇陛下=東京・二重橋
皇居前広場に集まった人々に手を振りながら車で出発される天皇陛下=東京・二重橋
即位後朝見の儀を終えて車で出発される天皇陛下=東京・二重橋
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 令和初日となった1日、東京都千代田区の皇居前広場には、少しでも天皇陛下のお近くで祝賀の思いを共にしようと、朝から大勢の人が集まった。新時代の幕開けを祝福するように、午前中は快晴。正午前には一部で立ち入りが規制され、警備犬を連れた警察官が警戒にあたるなど、緊張感が高まって厳粛な雰囲気に。午後0時半、「即位後朝見の儀」を終えた天皇陛下は二重橋から車で出発され、窓を開けて手を振り、人々の祝意に応えられた。周囲では無数の日の丸の小旗が揺れ、高揚感に包まれた。

 三重県松阪市の辻多津子さん(57)はスマホで「即位後朝見の儀」の生中継を見て、陛下のお言葉に聞き入った。大型連休初日には、皇室の祖とされる「天照大神」が祭られている伊勢神宮を参拝したといい、「みんなでお祝いしたい気持ちで、この瞬間、ここに来ました。上皇さま、美智子さまと同じように、陛下や雅子さまも国民に寄り添っていただけると確信してます」と胸を熱くした。

 皇居ランナーの小野裕さん(51)は、「ここと半蔵門は人出が多くて走れませんが、天皇家が日本人に敬われていることを実感します」としみじみ。父親が運転する車で山形県庄内町から東京まで来た、高校2年の松浦巧さん(16)は「楽しい世の中になってほしいと思います。来る途中のドンキに売っていて、気に入ったので買いました」と、誇らしげに『令和Tシャツ』を着こなした。

 埼玉県越谷市の小原一樹さん(72)は、娘夫婦家族と3世代で訪れて、「新しい天皇陛下になられて、新しい気持ちになります」と感慨深げ。小学1年の孫・よしき君(6)は、「平和に暮らせたら、それで大丈夫!」と声を弾ませた。伊・ベネチアから旅行中のアンボロジーニ・アレッシオさん(39)は、「今日は日本の国民と伝統にとって、重要な日なんですよね。素晴らしい!」と感銘を受けていた。

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