佐良直美さんが35年ぶりNHK生出演 「昭和の昔からやってまいりました」
元歌手で、現在は家庭犬しつけ教室を主宰している佐良直美さんが25日、NHK「ひるまえほっと」に生出演した。佐良さんのNHK生出演は35年ぶり、生ではないNHK出演も31年ぶりだという。
番組冒頭、「昭和の昔からやって参りました」とあいさつした佐良さんは、NHKが31年ぶりの出演だと振られると「生放送は35年ぶり。『ひるのプレゼント』以来ですって」と、70年から91年までNHKで昼の平日に放送されていた懐かしい番組の名前を挙げた。
MCの島理沙アナから「平成が終わろうと言うときに(来て下さって)」と感謝されると「昭和のがらくたが…」と自虐コメントでスタジオを笑わせた。
佐良さんは紅白歌合戦には67年から13回連続出場、紅組司会も通算5回務めるなど、超売れっ子歌手だった。
そんな佐良さんは現在、家庭犬のしつけ教室を主宰。現在は「猫100匹、犬は50弱」というたくさんの動物と暮らしているという。だがこれでも動物の数は減ったといい、「一時は大変な数。犬も98いた」と振り返った。
栃木県内に引っ越した当初は「年間30頭捨てられた。家の門の前に」と、佐良さんの自宅前に犬や猫が次々と捨てられる現状があったとし「これは飼い主教育をしないとダメだと思って始めました」と、犬猫のしつけはもちろん、飼い主である人間も一緒に教育しようと始めたという。
佐良さんは「ペットは我々の癒やしになるが、それ以上に私たちが彼らの癒やしにならないといけない」と呼び掛けていた。