誤ってアクセル踏み続けた?母子死亡の池袋87歳暴走事故、車の不具合確認されず

 東京・池袋で乗用車が暴走し、近くに住む母子がはねられ死亡した事故で、現場にブレーキ痕が確認されていないことが20日、警視庁への取材で分かった。警視庁は誤ってアクセルを踏み続けた運転ミスとみて捜査している。

 運転していたのは旧通産省工業技術院の飯塚幸三元院長(87)。警視庁によると、ガードパイプに接触したあと、約150メートル暴走。速度を落とさないまま横断歩道に突っ込んだ。付近の防犯カメラには、猛スピードの車が交差点に進入し、歩行者を次々とはねる様子が写っていた。

 調べに「アクセルが戻らなくなった」と説明しているが、乗用車の機器に不具合は確認されておらず、運転操作ミスの可能性がある。

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