音楽プロデューサー松原裕さん39歳で急逝 ホルモン・ナヲが涙

 2016年にステージ4の腎臓がんを公表し、闘病生活を送っていた音楽プロデューサー松原裕さん(享年39)が4日、亡くなった。生前交流があった「マキシマム ザ ホルモン」のナヲは8日、フジテレビ系「バイキング」の取材に応じ、涙で思いを語った。松原さんは神戸市でライブハウスを経営し、阪神大震災のチャリティーイベントを開催してきた。

 松原さんは3日午後10時半ごろ、自宅で大量の喀血(かっけつ=咳をしながら血を吐く)で呼吸困難になり、緊急搬送された。意識が朦朧とした状態で朝を迎え、4日午前11時19分、家族、友人らに見守られ、息を引き取った。長男・佑吏さん(18)によると、喀血した時、実母に抱えられていた松原さんは、「ほんまにごめん、もう無理や」と意識を失い、これが最後の言葉となったという。

 昨年10月のライブで松原さんと会ったナヲは、「声が出ないのがつらくて…。それでも最後の最後までボケまくってみんなを笑わせようとして…」と苦しい闘病のさなかでも、明るく振る舞っていた在りし日の姿を振り返った。

 2児を残して旅立った松原さんだが、7日の告別式では大学に入学したばかりの長男・佑吏君(18)が「僕たちからはありがとう、と。本当に最高のお父さんです」と送り出していた姿が忘れられないと話し、「(松原さんには)本当によく頑張ったから、もういいよ、って(声をかけた)」と涙を流した。

 松原さんは亡くなる3日前の今月1日、佑吏君の大学の入学式に出席していた。

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