高橋惠子 「太陽にほえろ」で共演のショーケン追悼「今を精一杯生きるしか」
女優・高橋惠子(64)が5日、東京芸術劇場シアターイーストで主演舞台「まほろば」の会見を行った。
同作は、「妊娠」「家」「血脈」といったテーマを持つ蓬莱龍太氏(43)作の戯曲。08年に初演され09年に第53回岸田國士戯曲賞を受賞し、12年にも再演されている。新たに日沢氏の演出で、高橋演じる母・ヒロコを中心に、新旧世代にわたる「女性の在り方」に焦点を当て、旧世代の象徴的な存在のヒロコが子ども達の生き方を受け入れ、また自分も変わろうとする女のたくましさを描いている。
「平成最後の月に、こういう作品ができる。日本人として大事にしていきたいもの、時代は変わっても大事だなと思ってもらえるようなものがいろいろあると思う」と穏やかな笑顔を見せた。
また、3月26日に消化管間質腫瘍のため死去した萩原健一さん(享年68)と「太陽にほえろ!」などで共演しているが、「こことは関係のないので…」としながらも、「ご冥福をお祈り致します。生きている人は今を精一杯生きるしかないので」と神妙な表情で話した。
会見には共演の元宝塚歌劇団雪組トップスター・早霧せいな(38)、演出家の日沢雄介氏(42)も同席した。