上田まりえ、ラジオに「救ってもらった」 新番組「なな→きゅう」で届けたいこと

 元日本テレビアナで、フリータレントの上田まりえが同日にスタートしたラジオの新番組、文化放送「なな→きゅう」(月~金曜、前7・00)にメインパーソナリティとして生出演した。「もしかしたらドッキリでしたってあると思ってるんです」と新番組が実在するか疑いながらも、ニュース読みを自分でこなすスキルも発揮。初回放送後、デイリースポーツの取材に応じ、「今日を迎えられたっていうことが私は本当にうれしくて」と周囲に感謝した。

 「本当に放送されたんですよね?記者さん、グルじゃないですよね?」

 放送を終えても冗談めかしていた上田だったが、この番組は松竹芸能から独立しての初仕事。思いもひとしおだ。「請求書を発行したりとかは4回とかぐらいしかしたことなくて。いろいろ事務作業とか。請求書在中っていうスタンプを買いました」。古巣当時のマネジャーからアドバイスをもらいながら、日々、奮闘しているという。

 午前7時ごろのラジオ番組は、各局を見渡すと情報を詰め込んだタイプのものが多い。文化放送でも前番組「The News Masters TOKYO」は、時事問題に深く切り込むスタイルをとったが「なな→きゅう」はそれを転換させた。トークで取り上げる話題数は厳選。情報密度をあえて“ゆるく”した。上田は「合コンで盛り上がりそうな話が多い、みたいな感じだったんですけど」と振り返りつつ、「本当に心がゆるむ瞬間にこの番組がなればいいな」というコンセプトを紹介。「誰かと共有しやすい話題みたいなものを、お届けできたらいいなと思っています」と、理想を語った。

 小中学生にいじめられた経験があると明かす上田にとって、ラジオは「救ってもらった」存在だった。「人に怖くて心を開けなくなった時に、ラジオのパーソナリティさんって、すごくこの距離で、目の前にいるような感覚でしゃべってくれていて」。多感な時期に自分が感じた“ラジオの近さ”を今度は自分が感じてもらえるように意識している。

 2月から自律神経の不調が理由でレギュラー出演していたTOKYO MXの「5時に夢中!」を休み、そのまま降板したことが話題になった。

 「いいことも悪いこともいろいろある中で、悪いことがあるからいいことがより輝くというふうに思っているので、本当に、正直、こうやって今日を迎えられたっていうことが私は本当にうれしくて。素直に。本当にありがたくて」

 体調不良についてさまざまな見方をされることもあり、「正直、ちょっと苦しかったところもあり」と率直な思いも明かす。ただ、この経験も「しないにこしたことはないですけど(笑)。そういうのがあるからこそ、また話せることがまた、あると思っているので」とパーソナリティとしての糧になったという。「あらためて『5時夢』っていう番組があったから、いろいろ広がってきているところもありました」と古巣への感謝を胸に、新天地に臨んでいる。

 新番組での目標はリスナーと触れ合える公開イベントをできるようになるまで番組を育てること。「まずは『なな→きゅう』のことを大事に頑張っていきたいと思っています」と誓った。

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