ロバートに聞く(2)デビュー2年目のケンカで山本が“失踪”、秋山のブレークに2人は…
お笑いトリオ「ロバート」がこれまで生み出してきたコントキャラクターを展示し、体感しながら楽しめる「ロバート激ヤバ祭」が大阪の梅田ロフトで4月14日まで開催されている。20周年を記念した企画で、24日にはロバートの3人も来場。デイリースポーツのインタビューに応じた。【(2)秋山のブレークに2人の胸中は…。20年間で一度、本気のケンカ】
秋山竜次(40)が俳優・梅宮辰夫の体ものまねでブレークし、トータル・ファッション・アドバイザーやトータル・ウエディング・プロデューサーなどさまざまなクリエイターに憑依したクリエイターズファイルが話題を集め、テレビなどのメディアに単独で出演する機会も増えた。山本博(40)、馬場裕之(40)の2人は、秋山の活躍をどう思っているのだろうか。秋山の-クリエイターズ-が注目集めて、2人はどういう心境だったのだろうか。
馬場「うわ、すごいな、と思いますよ。見てて。1人でクリエイターサイドをやってるんですけど、どんどん話題にもなっていきますし、毎回毎回新しいのも出て来る。それをやりつつ、コントも作って。3人でやるものは3人でやる、っていう風にやってくれてるんで。1人でできる分は1人でやる。3人で、コントにした方がおもしろいな、っていうのは3人でやることにする、っていう風に言ってくれてるんで」
-嫉妬とかは。
馬場「嫉妬は全くないですね。できないんで。それは自分ができるんだったら嫉妬になりますけど、全くできないジャンルのことを(秋山が)やってるんで。それはもう嫉妬とかはないですね」
秋山「俺も馬場の料理に嫉妬とかはないもんね」(※馬場は得意な料理を生かしバラエティーなどへの出演も多い)
馬場「ボクシングにも嫉妬ないですし」(※山本は37歳でライセンスを失効する前の14年、フェザー級でプロボクサーとしてデビューしTKO勝ち)
山本「僕は秋山の活動に嫉妬じゃないですけど、秋山の映像の中に出て来るエキストラさん、役者さんに。めちゃくちゃ演技の上手い方選んでます。嫉妬じゃないけど、勉強させてもらってます。いい顔するな、って」
秋山「博も、いい顔しないといけないポジションだからね」
-20年やってきて、解散の危機とか大きなケンカとかはなかったんでしょうか。
秋山「ケンカ…何度もありますよ、やっぱり。ふざけんなよ、みたいなのは。けどまあ、なんか、日にち経つと、何も。忘れてますよね」
-ケンカは正面からぶつかったりするんですか。
秋山「一回、山本の頭にクスリをまいた…」
山本「(笑)いやいや」
秋山「うん。ガソリンまいたり…」
山本「覚えてないですよ、俺は」
秋山「でも、階段から突き落としたことはありますね。ほんっとありますね」
山本「ほんとあります(笑)」
秋山「なんか、若手の時の(テレビ)番組に遅刻して。それで出るチャンスがなくなったんで。俺、ネタ作ってるじゃないですか。(俺が)ネタ作ってるのにその場にいない、ってのはなんだ、って言って。そのまま、階段登ってきた、上に到着した瞬間に突き落としましたね。コロコロコロ~って転がって。そのままいなくなって。夜、電話したら江ノ島にいましたね。転がっていった勢いでどっか行ってましたね」
山本「2年目ぐらい」
秋山「そうね、2年目ぐらい」
-その後はもう…。
山本「それからは乗り越えました」
秋山「それからはないかなぁ、やっぱり。年齢(全員40歳)も同じだしね」