瀧容疑者代役・三宅は4・28から大河登場 東映はノーカット公開発表

 麻薬取締法違反の疑いで12日に逮捕されたピエール瀧容疑者(51)が出演する映画「麻雀放浪記2020」の会見が20日、東京・東映本社で行われ、予定通り4月5日に公開されることが発表された。代役は立てずに瀧容疑者の出演場面もノーカットで放映される。一方、NHKは定例会見を行い、瀧容疑者出演の大河ドラマ「いだてん 東京オリムピック噺」について、3月放送分は出演場面をカットするなどして放送し、代役・三宅弘城(51)が4月28日放送の第16話から登場することを発表した。

 木田幸紀総局長は、瀧容疑者の逮捕について「驚いており、大変遺憾」と語った。3月放送分は編集カットなどで対応し、4月放送分に関しては、もともと4月28日放送分まではピエール瀧容疑者の出演シーンはなかったという。

 瀧容疑者は主人公・金栗四三(中村勘九郎)を支える足袋屋の店主役で、約3カ月先まで収録済みだった。

 一方、東映本社で会見した「麻雀放浪記-」の白石和彌監督(44)は「大変驚いた。抑えられない憤りを感じて、馬鹿野郎としか言いようがない」と断罪。同容疑者に怒りを吐露しつつも「作品に罪はない。ものすごい大変だったけど、公開できるのでホッとしている」と“お蔵入り”を免れ、肩をなで下ろした。

 瀧容疑者が出演した「アナと雪の女王2」「居眠り磐音」などは次々に代役差し替えを発表。代役を立てずに公開する異例の決断について、配給の東映・多田憲之社長(69)は「あってはならない犯罪を犯した出演者1人のために、完成した作品を公開しないという選択肢はあってはならない」と説明した。

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