タレントの石原良純（５７）と長嶋一茂（５３）が、都内で行われた映画「グリーンブック」（３月１日）のプレイベントに出席。米アカデミー賞最有力候補の同映画の「宣伝部長」を務める２人は、特別試写会に集まった男性５０人を前に、トークショーを行った。

　この映画は、人種差別が色濃く残る１９６０年代を舞台に、黒人用旅行ガイドブック「グリーンブック」を頼りにツアーを回る白人運転手と黒人ピアニストが心を通わせていく物語。テレビ朝日系「ザワつく！一茂　良純　時々ちさ子の会」などでも共演し、日本を代表する“仲良しおじさん”の良純と一茂は、劇中の役に負けない名コンビぶりを発揮した。

　良純の居心地の良さを聞かれた一茂は、「お互いそれは仕事って割り切ってる部分もある」と毒づき、「割り切ってはいるけど、たまにバーベキューやったり焼き肉食べに行ったりとか。あんまりタレント間でそういうのないんで。そりゃ気分的には、みちょぱとか、須田亜香里ちゃんとかと行きたいけどね」と笑わせた。良純は、相変わらずの“一茂節”に「何だそりゃ！」とあきれつつ、「友達っていろんな友達がいますけど、一緒に同じ山を登っているみたいな感じ。ああ一茂さんも頑張って登っているなとか思ったり。お互いを認め合える関係」とうなずいた。

　持ち前の自由な発言で盛り上げた一茂だが、最後は熱の込もった言葉で映画をＰＲ。「今、ＳＮＳが普及している中で、ネット上で友達が１０００人いるとかいう時代なんだけど、それは大否定はしませんが、人と人が触れ合って寝食を共にし、そこから得られるものがあるし、ネットでは無理です。アナログ感みたいなものを呼び起こして欲しいし、人間と人間っていうのはこんなに熱い血が流れているっていうのを、若い子たちにもぜひ観て欲しい」と語気を強めていた。