北島三郎「月日たっても思い出甦る」船村徹さん三回忌法要 昨年亡くした次男もしのぶ

 2017年2月16日に心不全のため死去した作曲家の船村徹さん(享年84、本名・福田博郎)の三回忌法要が16日、都内のホテルで営まれ、歌手の北島三郎(82)、鳥羽一郎(66)、五木ひろし(70)、大月みやこ(72)、島津亜矢(47)、松原のぶえ(57)ら140人が参列した。祭壇は桜30本など春らしい花ばかり約500本で飾られた。

 北島は来賓としてあいさつし、声を詰まらせながら、船村さん同様、昨年2月に亡くした次男・大野誠さん(享年51)もしのんだ。「あっという間の三回忌。月日がたつと悲しみが薄れてくるといいますが、私は歌手の師匠、そして1年ほど前に大事な息子を亡くしました。月日がたっても思い出が甦(よみがえ)り、悲しみがこみ上げてきます」と“親と子”を亡くした心情を明かした。

 会場には船村さんが愛用したスーツ、ネクタイ、帽子、ぐい飲みなど120点の遺品が展示され、参加者に抽選という形で“形見分け”された。

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