女優・安藤サクラ（３２）がヒロイン役を務めるＮＨＫ連続テレビ小説「まんぷく」に、安藤の父、奥田瑛二（６８）が出演することが７日、分かった。朝ドラにヒロイン役が親子で出演するのは異例。奥田は「『まんぷく』に呼ばれてビックリ！」とユーモラスにコメント。ＮＨＫはインパクトが必要な役柄だったため、思い切って奥田に依頼したところ快諾を得たといい「我々も驚きです」としている。

　この日、大阪市の同局で行われた定例会見で詳細が発表された。物語は現在、ヒロイン福子（安藤）と萬平（長谷川博己）夫妻による即席ラーメンの開発が佳境に入っている。

　奥田は３月上旬の放送話で登場予定。即席ラーメンを開発後、粗悪な類似品があふれる状況に困っていたヒロイン夫妻に力を貸すキーパーソンで、食品業界に大きな影響力を持つ大物衆議院議員役で登場する。

　ＮＨＫによると、撮影は１月上旬に行われた。奥田は萬平（長谷川博己）と共演する形で出演した。奥田と安藤の様子について、ドラマの真鍋斎・制作統括は「おふたりともプロの俳優らしいふるまいでした」と明かした。

　奥田は「まさか、まさか…『まんぷく』に呼ばれてビックリ！演じてビックリ！疲れた、笑った…僕の心はまんぷくだ！！」とコメントした。

　ほかに、ニセ即席ラーメンを売る会社の社長役として田中哲司も出演する。田中は２月下旬に登場する。