「島耕作」シリーズの次作は「入院 島耕作」!?島会長はゴーン会長にならない!

 島耕作シリーズ35周年を記念して開催された展示会に来場した弘兼憲史氏=都内
島耕作シリーズ名言集のパネル前で作品を語る弘兼憲史氏=都内
島耕作とのツーショットを披露する弘兼憲史氏(右)=都内
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 漫画家の弘兼憲史氏(71)が17日、都内で開催中の「島耕作『超』解剖展」(有楽町マルイ8階、来年1月14日まで)に来場。1983年から35年間にわたって総発行部数5千万部を超える大ベストセラー漫画となった「島耕作」シリーズの次作候補として「入院 島耕作」を仰天提案した。現時点の作品タイトルは「会長 島耕作」だが、日産自動車のカルロス・ゴーン前会長と同じ轍(てつ)は踏まないと明言した。

 弘兼氏は「最初は読み切りのつもりで、名前も適当に思いついたものだったのですが、意外と面白いということで連載になり、そこから35年も続いたことに自分でもびっくりしています」と回顧。さらに「よく聞かれるのが『この先、島耕作はどうなる』ということなのですが、全く何も考えていないです。自分がその時、もし入院とかしたら『入院 島耕作』を書けたら」と会場の笑いを誘った。

 島は自身と同じ1947年生まれの設定。同氏は「自分(の人生)になぞらえて話を作っていますので、いつまでやるのかと質問されたら、自分が書けなくなったら、急死したらそこで突然連載は終わり。幸い、健康状態もいいので続けていきます」と明かした。

 また“会長”つながりでゴーン容疑者と島を関連付ける質問に対し、弘兼氏は「リストラで荒療治するのは外国の人を呼ぶのがいいのかもしれませんが、島耕作は松下幸之助さんの教えに考え方が近いので、人員整理的なクビ切りはあまりやらないと思う」と説明。働き方改革に関しては「島はパワハラもセクハラもまずやらないと思います」とした。

 会場では、作品から生まれた名言集、登場人物と島耕作の相関図、作品の誕生から日本と世界の歩みを照らし合わせた年表などを展示。同シリーズの軌跡を振り返り、解剖する企画となっている。

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