試合中の頭部死球で野球部員死亡 センバツ21世紀枠候補・県立熊本西高で悲劇
熊本県警は19日、熊本市西区の県立熊本西高校グラウンドで18日、硬式野球部の練習試合に打者として出ていた2年の篠田大志さん(16)が頭部に死球を受け、19日に外傷性くも膜下出血で死亡したと明らかにした。
篠田さんは代打で右打席に立った。着用していた樹脂製ヘルメットの左側に直径2~3センチ、深さ数ミリのへこみがあり、死球を避けようとして左側頭部に当たったとみられる。ヘルメットにボールが接触した後、頭に当たった可能性も。
同校は今年の秋季九州大会で8強入りし、県高野連から来春の選抜大会の21世紀枠推薦を受けた。試合中の死球で高校生が死亡したのは、記録が残る1974年以降3例目。
北原政典副校長は「生徒が亡くなり非常に残念」と話した。