イッテQ疑惑で日テレ社長「現地コーディネーターに責任はない」と修正発言

 日本テレビの大久保好男社長が15日、都内で、自身が会長を兼務する日本民間放送連盟(民放連)の定例会長会見に出席した。やらせ疑惑が報じられた同局の人気バラエティー「世界の果てまでイッテQ!」の祭り企画について「当面休止といたします」と発表した。また、責任の所在について「現地コーディネーターには責任はなく、放送責任はすべて日本テレビが負うもの」と8日に発表した見解を修正した。

 日テレはラオスでの「橋祭り」のでっちあげ疑惑が8日発売の週刊文春で報じられた当日、「現地からの提案を受けて成立したもので、セットなどを設置した事実はなく、番組から参加者に賞金を渡した事実も御座いません」と、局としてのやらせを否定。「現地のコーディネーターから企画を持ち込まれて行ったもの」とあくまで責任は現地コーディネーターにあると主張していた。

 この日の会見で大久保社長は、8日の見解で使った『番組』という言葉について、「日本テレビのプロデューサーやディレクターなど狭く限定した表現であって、これは誤りです」と訂正。「現地のコーディネーターは外部の人とはいえ、我々の大切な協力者であり、番組の成立に不可欠な存在です。番組サイドの方であるということは間違いありません」と現地コーディネーターに敬意を表すると同時に、スタッフの一員であるとの見解を示した。

 その上で「現地コーディネーターには責任はなく、放送責任はすべて日本テレビが負うもの」と強調。制作陣にはやらせ・でっちあげの意図は「全くありませんでした」としたが、111本制作されたこの祭り企画を再度点検し、「しかるべき時」に結果を公表するとした。

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