メンバーが着用していた「原爆Ｔシャツ」「ナチス帽」に批判が集まり、騒動渦中の韓国の人気グループ・ＢＴＳ（防弾少年団）が、１７日と１８日に開催予定の「握手会」に関して、イベント事務局は１４日、デイリースポーツの取材に対し、予定通り開催する方向と説明した。

　握手会は１７日に千葉・幕張メッセ、１８日に大阪・おおきにアリーナ舞洲で実施予定。ＢＴＳは騒動後に１３日に東京ドームでドームツアーをスタートしたが、握手会はメンバーが参加者と直接交流する場となる。

　主催者側は握手会の実施について「現状、予定通りの開催です」と説明。警備に関しても当初から予定しており、開催内容に変更はないとした。

　開催会場のおおきにアリーナ舞洲は、騒動後はまだ主催者側からの連絡がないと現状説明。開催判断は主に主催者になるが、最終的な実施内容は確認するとした。警備などは主催側が行うことになるという。

　ＢＴＳが所属する本国の芸能プロダクション、ビッグヒットエンターテインメントは１３日に公式フェイスブックで、一連の騒動について謝罪声明を発表。「傷つける意図は全くない」などと釈明し、日本と韓国の被爆者団体関係者に謝罪を伝える手続き中で、米ユダヤ系団体に謝罪書簡を発送したとした。

　１４日にはＮＨＫ紅白歌合戦の出場歌手が発表され、当初、出場が確実視されていたＢＴＳは落選した。