「イッテQ」ねつ造疑惑、日テレ「番組側で企画した事実ない」今後も放送継続

 日本テレビ系大人気バラエティ「世界の果てまでイッテQ!」(日曜、後7時58分)が、5月20日放送分でラオスには実際にない祭りを「でっち上げ」して放送したと8日発売の「週刊文春」に報じられたことを受け、日本テレビは同日、書面で回答。「セットなどを設置した事実はなく、番組から参加者に賞金を渡した事実もございません」と説明し、番組が今後も継続することを伝えた。

 日テレ側は「今回の企画成立について」とし、「今回の企画は、現地からの提案を受けて成立したもので、番組サイドで企画したり、セットなどを設置した事実はなく、また、番組から参加者に賞金を渡した事実もございません」と説明し、やらせ疑惑を否定。ラオスの情報文化観光省には「番組の趣旨を十分に説明し、正式な手続きを経て当局の許可を頂き、撮影にもご協力いただきました」とした。

 水の上の一本橋を自転車で渡る催しについては「東南アジアのテレビ局でも取り上げられるなど各地で人気」の催しであるとし、番組サイドでも資料映像を確認して企画を決定。だがコーディネート会社から「村単位では行われていない」という説明を受けたものの、「今回の会場での開催実績を十分に確認しないまま作業を進めてしまいました」と反省も。結果、「この会場で初めての開催であった『橋祭り』を放送では毎年行われているかのような、誤解を招く表現となりました。この点については、番組として真摯に反省すべき点があったと考えております」とした。

 今後については「十分確認の上、誤解を招く事が無いような形で放送致します」と、企画は続行するとした。

 週刊文春に報じられたのは宮川大輔が出演する「世界で一番盛り上がるのは何祭り?」のコーナー。この日は「橋祭りinラオス」を放送した。文春にはラオス国内の観光イベントを統括する情報文化観光省観光部の「日本のテレビ局の働きかけで行った」などのコメントが掲載。日本のテレビ局の要請で会場の一部を貸し、日本側がセットを考え自転車なども用意したとしている。

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